事業内容

私たちのつくる製品は、一般の人の目にはほとんど触れることはありません。そして、指先でつまめるほどの小さなものです。ですが、その小さな物に、積み上げられた技術と、感性、情熱を持って対峙することの影響は決して小さな物ではないことを知っています。高精度の製品を手にして使ってくださるお客様には、わたしどもの製品に注いだ思いやエネルギーを感じ取っていただけることと思います。その私たちの思いの上にお客様の仕事への思いが重なり、社会に真に貢献する製品が生み出されていく。そんな上質な仕事のサイクルに貢献し続けていきたいと願ってやみません。これからも小さな製品への大きく熱い思いを社員一同共有していきたいと思っています。

技術に応えてくれる選び抜いた設備たち 円熟した技術者の手足とも言える加工機械。 数字では表せない微妙な感覚を確実に反映することにより超精密の世界が生まれています。 精度を極めるために設備の選択にも妥協は決して許しません。 私たちは積極的な最新機械の導入姿勢を保ちつつ、高精度加工に応えてくれる使い込まれた工作機械も大切に管理しています。
超精密工具研削盤 私たちが用いる研削盤には100倍測定顕微鏡が装備されています。それにより投影式では不可能な、測定しながら、なお且つ素材の加工表面の状態を確認しての研削が可能になっています。大口径レンズを通して観る世界は超精密世界の実体そのものであり、デジタル処理された画像とは違い、技術者の職人魂を熱くします。各砥石メーカーの特長を熟知している技術者は素材、番手ごとに最適な砥石を用いて、精度の高い鏡面仕上げも実現しています。 ロウ付け 超精密加工での経験はロウ付けにもいかんなく発揮されています。 　温度管理や、材質の組み合わせの相性によりガスロウ付けと高周波ロウ付けを使い分けることにより、ステンレス、超硬はもちろんのことセラミックスなどあらゆる素材のロウ付けに挑戦し、実現してきました。また、直径1mm以下のものや薄板についてもロウ付けする技術を確立してきました。 内径研磨・ホーニング・ラップ 穴を美しく仕上げる技術が私たちにはあります。 ピンゲージを社内製作することでスピードと高い品質を実現しています。 「市販品になければ作ればいい。」この精神が創業以来のDNAとして引き継がれ、高精度の内径研磨を実現させています。 ワイヤー・型彫り放電 最新のマシンを導入し、高次元での品質と加工スピードを実現しています。 　 型彫り放電においても、容易にはできない難度の高い電極をすべて社内で製作することにより製品にオリジナル性と付加価値を加えています。 平面研削盤 セラミックスやステンレスなど磁力が働かない素材であっても新しいクランプの方法を開発することにより、平面研削盤での加工を可能にしてきました。 こうした工夫が日常の発想になっているため、これまでの技術では加工できなかった依頼に対しても抵抗なく対応してきました。 品質・生産管理 営業・事務にいたる全社員が技能検定に合格していることは測定にこだわる当社の方針を物語る事実です。また、測定の厳密度を保つため建物全体を温度、湿度ともに管理しています。 　さらに、進捗工程管理システムの導入により、作業の進捗状況が逐一把握でき、作業の無駄がありません。 こうした情報の共有は熟練技術者たちの高い知識とノウハウを社員全員が受け継ぐことを可能にし、技術財産にプラスされていきます。

学生さんへのメッセージ

繊細で忠実なものづくりに愛着を感じる人を歓迎します。 明るくクリーンで空調のゆきとどいた工場で、ミクロン単位の精度が求められる製品作りに挑戦してみませんか。